「ACIDMANとタワーレコードに誘われたらアコースティック、やるしかない」(茂木洋晃/Vo, Harp)とサウンドチェックから演奏になだれ込んだ群馬の4人組ロック・バンド、G-FREAK FACTORY。サポートの鍵盤奏者を含むアコースティック編成とは言え、そこは熱いライヴに定評がある彼らだ。序盤からコール&レスポンスを交え、観客を巻き込みながら熱気を作り出していった。徐々に声を上げ、温まってきた観客が「全員跳べ!」という合図にジャンプした光景に「ほら(会場が)一個になった」と思わず茂木もニッコリ。もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」のムーディーなカヴァーも交え、レゲエ愛がにじむお馴染みの曲の数々を披露。震災から6回目の桜を見られた喜びを語ったあと、今日一日が平凡に終わることの感謝の気持ちを込めた「ダディ・ダーリン」は絶唱という言葉がふさわしい熱演だった。そして、彼らの故郷、群馬の夕日が胸に浮かんだ最後の「EVEN」は観客もシンガロング。むさ苦しいぐらいの人間臭さと剝き出しになった歌心に誰もが胸を打たれたにちがいない。
Text : 山口智男 Photo : Taku Fujii